バロンちゃん
花々の香りが漂う、イタリア・トリノの陽だまりの庭。

そこで笑顔を咲かせるのは、レースとリボンに包まれた愛らしい妹分。

OKAMURAのバロンに腰掛けながら小さな指先で駒をつまみ、まるでお菓子を並べるように軽やかに盤上を彩る。

その棋風は、甘く弾むワルツのように予測不能で、見る者を魅了してやまない。

一局を終えれば、お気に入りのマカロンを頬張り、くすっと微笑む。

彼女にとって将棋とは、夢と遊び心を紡ぐ“おとぎ話”の世界なのだ。

Illustration: 桜もよん
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