狸の泣き寝入り

夜もだいぶ深くなりました。月明かりの下、森では将棋を指す音だけが響きます。時々聞こえるフクロウの鳴き声は、木々の間を怪しくすり抜けていきます。。
指せども指せども見えない詰めろ。それは周りが明るい昼間だって同じです。
弱者の狸は、その日も泣き寝入りをするのでした。

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